CAMERA · DEVELOPMENT STATUS
自作カメラ。
反射マーカーを撮るための、MOCAPTYXのカメラです。
いまは市販の部品を組み合わせ、3Dプリントのケースに入れて、実際のスタジオで使っています。
作り方・ケースのデータ(STL / STEP)・リンク付きの部品表・カメラのファームは、PCアプリと同時に公開する予定です。カメラだけを先に組んでも、まだMOCAPTYXでは動かせません。このページでは、いまの姿と開発の様子を紹介します。
01どんなカメラ?
部屋の四隅に立てた支柱にカメラを付け、体に付けた反射マーカーを、いろいろな方向から撮ります。カメラはマーカーの光の点だけを画像の中から見つけて、その位置をLANでPCへ送ります。
| 部分 | いま使っているもの(市販品) |
|---|---|
| ボード | ESP32-P4-ETH(Waveshare、または互換品)。カメラの画像からマーカーを見つけ、LANで送ります |
| 電源・通信 | PoE。LANケーブル1本で電源と通信。LEDリングの12 Vは、PoEスプリッタから取っています |
| センサー | OV9281(白黒・グローバルシャッター・1MP)のカメラモジュール |
| レンズ | M12マウントの広角レンズ(赤外線カットなし)。赤外線だけを通すフィルムを重ねます |
| 照明 | 850 nmの赤外線LEDリング(36個・12 V)。レンズのすぐ横から照らすと、反射マーカーが明るく光ります |
| ケース | 3Dプリント(黒い耐熱レジン)。自由雲台用の1/4インチのネジ穴付き |
全部のカメラはLANを通して時刻を合わせ、同じ瞬間に撮ります。標準は8台(4本の支柱に上下2台ずつ)です。
02費用の目安
| 目安 | 含まれるもの | |
|---|---|---|
| 8台一式 | 約20万円 | カメラ8台(ボードとPoEモジュール、カメラモジュール、レンズ、LEDリング、PoEスプリッタ、ケースの印刷、フィルム・ネジなど、LANケーブル)、PoEスイッチ(PoE 8ポート)、取り付け金具(突っ張り式の支柱4本、クランプ8個、小さな自由雲台8個) |
作者が2026年9〜10月に実際にそろえたときのおおよその金額です。PC、反射マーカー、送料は含みません。値段や在庫は変わります。正確な部品表は、作り方と一緒に公開します。
03ケース v1 と v3


v1:組み立てて、スタジオで使っています
8台ぶんをネット注文の3Dプリント(JLC3DP、黒い耐熱レジン)で作り、実際に使っています。家庭用の3Dプリンター(FDM)では、うまく作れませんでした。使ってみて、次のことが分かりました。
- LEDリングの裏のコネクタがケースの前面に当たり、リングがぴったり付かない。
- LEDリングの線が短く、ケースの後ろまで届きにくい。
- ケースを閉じた後だと、中のカメラのネジにドライバーが届かない。
- クランプを強く締めると、1/4インチのナットが抜けることがある。
- 下向きのピンが付いたボードだと、ピンがケースの底に当たる。
- LEDリングは前面に載せて線をテープで留めているだけなので、ぶつけるとずれることがある。
- 雲台のネジ1本だけで留めるので、ケースがネジのまわりで回りやすい。
v3:部品とネジを減らした次の版
- 印刷する部品は4つ、ネジは4本(v1 は印刷部品2つとネジ12本。任意の部品を使うと、さらに2つと3本)。
- カメラ・ボード・ナットを、机の上で前面の部品にまとめて付けられます。ネジは真っすぐ届く位置にあります。
- LEDリングは3点で支え、回して留めるリング押さえ(ばね付き)で押さえます。ネジは不要で、リングの裏に空気が通ります。
- 赤外線フィルムは、回して留めるキャップに入れます。キャップを外せば、分解せずにピントを合わせ直せます。
- 底面の放射状の溝が雲台のゴムに食い込み、ケースが回りにくくなります。ナットは引き込んで固定し、抜けにくくしました。
- ボードを高く載せ、下向きのピンが付いたボードでも入ります。LEDを点滅させる部品(将来のストロボ用)の置き場所もあります。
v3 は設計を終えた段階です。作り方の公開時に、実物で確かめた結果とあわせて案内します。
LEDリングは点けたままだと3〜4 Wの熱を出し、樹脂のケースが温まります。熱でケースがゆがむとカメラの向きが変わるため、リングの裏に空気を通す、撮影の瞬間だけ光らせる(ストロボ)といった工夫を進めています。
04専用基板(開発中)
市販の部品の組み合わせとは別に、カメラ用の専用基板を開発中です。部品の数と配線を減らし、もっと小さく、組み立てやすくすることを目指しています。公開の時期や内容は、まだ決まっていません。
05これから公開するもの
次のものを、PCアプリの公開と同時にまとめて公開する予定です。
- 作り方(部品の準備、ケースの印刷、組み立て、ピント合わせ、赤外線フィルム、LEDの電源、支柱への取り付けと向き)
- ケースのデータ:v1 と v3 の STL / STEP と、ケースを作るスクリプト
- 部品表:購入先のリンクと参考価格つき
- カメラのファーム(PCアプリと一緒に)
自分用のカメラを作ることは、無償でできる形で公開する予定です。カメラ・ケース・キットの販売や製品への組み込みは、有償ライセンスです(利用方針、ご相談)。
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